2015年4月8日
今日のメニューは
菜飯、牛肉八幡巻き、筍の土佐煮、煮豆、春雨の和え物、澄まし汁です。
菜飯は旬の葉物を使用し、手作りで提供する人気メニューの一つです。
菜飯の起源は古く、記録に残る物では『鈴鹿家記』(京都吉田神社の神官であった鈴鹿家の記録)
の応永元年(1394年)の記事に「菜飯」の記載があります。
寛永年間(1624年-1645年)の頃には腰掛茶屋の菜飯に味噌田楽がつきものとなり、各地に名物菜飯があったそうです。
後に高浜虚子も、「さみどりの菜飯が出来てかぐはしや」と、
待ち遠しいかった春の訪れとともに、ようやく芽をだした若い菜を摘んでこしらえた、
かぐわしい香りが篭った菜飯にかかわる俳句を詠んでいます。春の躍動感が伝わってきます。
今回は小松菜を使用して菜飯を提供しました。
小松菜はビタミン、ミネラルなどどれをとっても栄養価の高い緑黄色野菜です。
中でも骨や歯を丈夫にし、骨粗しょう症予防に効果的なカルシウムが豊富で、ほうれん草の3倍以上含まれており、野菜の中ではトップクラスです。
でも小松菜に含まれるカルシウムの吸収率は牛乳と比較すると低いので、魚などビタミンDを多く含むものと一緒に食べるとカルシウムの吸収率が高くなって効果的です。