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今日の献立

2017年12月5日 [お昼ご飯]

今日の献立

 

 今日のメニューは、海鮮散らし寿司、炊き合わせそぼろ味噌、さっぱり梅肉和え、漬物、フルーツ、吸物です。 お誕生日の入居者様がいらっしゃるので、刺身の乗った海鮮散らし寿司としました。

 

 お寿司の歴史は古く、日本で食べられ始めたのは奈良時代といわれています。当時食べられていたお寿司は、甘酢で味付けしたご飯にアユなどの生魚をのせて一晩寝かせた「なれずし」というもので、冷蔵や冷凍技術のなかった時代の保存食として食べられていたそうです。

 

 語源は、「酢をまぜた飯=酢飯(すめし)」からきており、酢飯の「め」がいつの間に無くなり「すし」と呼ばれる様になりました。すしのことを、「鮨」「鮓」「寿司」と様々な漢字で表しますが、これらはどれも当て字だったそうです。「鮨」は魚が旨いという意味で作られた漢字で、「鮓」は「乍」という字が物を剥ぐ意味をもち、魚を薄く剥ぐという意味で作られた漢字です。よく使われる「寿司」という漢字は、「寿(ことぶき)」を「司(つかさど)る」という意味で、縁起がいいもの・祝いの席で食べるものという意味を持っているそうです。

 
 お寿司屋さんでは様々な専門用語が用いられることがあります。酢飯は、「仏舎利(ぶっしゃり)=お釈迦様の遺骨」に色や形が似ているため、「シャリ」と呼びます。醬油は、醤油の色合いから「ムラサキ」。わさびは、効きすぎると辛くて涙が出てくるので「ナミダ」。甘酢漬けの生姜は、噛んだ音が「ガリガリ」というため「ガリ」。また、すごろくのゴールのことや最後のことを「あがり」と言うことから、口に残る味を洗い流すためのお茶を「アガリ」と呼ぶそうです。


 食酢には酢酸やクエン酸が含まれており、食欲増進・疲労回復・ストレス解消・高血圧改善・血流を良くする効果があります。また、ネタになるマグロやサバ等の魚類には、DHA (ドコサヘキサエン酸)や EPA(エイコサペンタエン酸)が含まれており、血中コレステ ロール値改善、動脈硬化防止や脳の働きを良くする効果があります。イカ・タコ・エビ・貝類には、「タウリン」が含まれ、肝機能改善や血中コレステロール値改善、高血圧改善の効果があります。ただ、お寿司を食べ過ぎると酢飯でカロリーの摂り過ぎになってしまうので、野菜料理なども取り入れつつバランス良く食べることを心掛けましょう。

 

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