学習療法の「ご家族からの言葉」より|特別養護老人ホーム「ふくろうの杜」 スタッフブログ

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学習療法の「ご家族からの言葉」より

2013年9月22日 [活動報告]

学習療法に参加されている方のご家族に毎月、学習時の様子とおすまいでの生活の様子を記した日報のコピーを送付させていただいています。そのお返事として「ご家族からの言葉」をいただいています。8月分の返信の一部をそのままご紹介します。

 

 「9/15に母は82歳の誕生日を迎えます。何かいいプレゼントはないかなーと思っていたところ、喜んでくれそうなCDを見つけました。元気な頃の母なら絶対好きな音楽がいっぱい入っています。今、これを喜んでくれるかちょっと不安ですが、オカリナの音色が優しい日本の懐かしい唄です。これを聴いて心落ち着いて休んでくれると嬉しいですが…。この中に“雪の降る街を”があります。どの唄も私自身好きなのですがこの“雪の…”には特別な感情がこみ上げてきます。私と妹がまだ小学生の頃、夕食の時間によくテレビがかかっていて、観たのが“ムーミン”とか“ひょっこりひょうたん島”とか“NHKのみんなの唄“でした。この”雪の…“が流れてくると、私の中では父が夜勤でいない夜、母と妹と3人で囲んだ夕食のあの光景がセピア色の思い出として蘇ってきます。何とも言えない懐かしい気持ちになりますが…母にはどうなのでしょうか?このCD喜んでくれると嬉しいなー…私の自己満足だけかもしれませんが、母の誕生日に贈ります。」

 

このようなスタッフが知りえない、ご家族での出来事をお知らせくださることは、感動をいただくとともにこれからのより良いケアの大きなヒントとなります。もっとも輝いていた頃の入居者さんの世界にもう一歩近づけたようでうれしくなり、スタッフの方が元気をもらっています。ありがとうございます。 

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