2011年11月10日 [日記]
野山が色づき、空高く 落葉の散り敷く頃になりました。
ふくろうの杜では、悲しい出来事がありした。
私のお住まいで、ふくろうの杜全てのご入居者 職員に和みを与えてくれていた文鳥が寿命を終えました。
この文鳥は一人のご入居者の方が、生まれてすぐの雛を職員から譲り受け、経験も無いまま育て始められました。
夜はご自分のお部屋で籠からだし 一緒にベッドで寝起きされ、昼はリビングで他のご利用者達とも触れ合いを持たれ、人に慣れた成鳥になっていました。
成鳥後は「ホーホケキョ」と うぐいすの鳴きまねを上手にしていました。
又その方が肩に乗せられ隣のお住まいまで散歩に行かれる事もあり、他のお住まいから文鳥に会うためにその方のお部屋に訪れるなどとても人気者でした。
その文鳥が6年の寿命を終えました。
育てのご入居者は折り紙で船を作り、花を飾りつけ文鳥を送る準備をされ、ふくろうの杜の敷地内に埋葬されました。
その時のご入居者の悲しみは相当なものでした。今回のことは想定されていたため、以前より文鳥の連れ合いをもらうように、育てのご入居者に勧めていたのですが「嫁は要らない」と断られていました。
その翌日は普段とかわらない様子で、金魚の世話をされ「お前達はいい子だな。いい子だな」と長い時間優しく、話かけられていました。
ふくろうの杜では、普通のいとなみがあたりまえのように繰り返されています。
それでは また
こぶ次郎2号でした。