2015年10月13日 [お昼ご飯]
今日のメニューは
里芋の炊き込みご飯、ねぎとろろ焼き、青菜と豚の煮物、漬物、フルーツ、澄まし汁です。
今日は、炊き込みご飯に里芋を入れました。山で採れる山芋に対し、里芋は人里で採れるため「里芋」という呼び名が付いたとされています。栽培する時に、親芋に寄り添うように多くの小芋ができることから、古くから子孫繁栄の縁起物とされ、雑煮などの正月料理にもよく用いられます。
中津川市周辺では、里芋を使った「いももち」あるいは「いもごね」と呼ばれる料理があります。これは、お米と里芋を一緒に炊いてすり潰し丸めて焼き、生姜醤油や味噌などをつけて食べます。
里芋の主な成分は「でんぷん」で、特に「食物繊維」や「カリウム」が豊富に含まれています。里芋独特のぬめりは「マンナン」「ムチン」「ガラクタン」という成分が関係しています。これらの栄養成分には、便秘予防、高血圧予防、動脈硬化予防、老化防止などの効果があるといわれています。また、芋類の中でも一番エネルギーが少ないため、肥満防止にも効果的です。
茎や球茎にはシュウ酸カルシウムの結晶が含まれており、えぐみや痒みを引き起こす原因となります。皮むきの際に、手が痒くなったことがある方も多いのではないでしょうか。素手で扱う際には、酢水をつけることにより、痒みを抑えることができます。また、塩をつけると滑りにくくなるため、皮むきがしやすくなります。
里芋で秋の味覚を感じてみてはいかかでしょうか。