2015年12月6日 [お昼ご飯]
12月3日のメニューは
ご飯、味噌おでん、人参炒め煮、ほうれん草のお浸し、フルーツ、澄まし汁です。
今日の主菜は味噌で煮込んだおでんです。
おでんの歴史は古く、室町時代の豆腐を串に刺して焼いた料理「豆腐田楽」が発祥です。江戸時代になると味噌をつけた豆腐田楽が名物となり、後にこんにゃくや芋などを使った田楽も食べられるようになりました。さらに、せっかちな江戸っ子に合わせて、味噌や醤油などで煮込んだ「煮込み田楽」となり、現在の「おでん」の形になっていったとされています。
「田楽」が「おでん」と呼ばれるようになった由来は、その昔宮中に仕えた女官たちが隠語として田楽のことを「おでん(お田楽)」と呼んでいたのが、町家の女性たちに広まっていったからだそうです。
全国的には、おでんに辛子をつけて食べますが、今回は味噌ダレをつけて提供しました。他にも、かつおの粉節や青海苔、生姜醤油などをつける所もあり、地域によって食べ方に特徴があるようです。
おでんの定番「大根」「こんにゃく」には食物繊維が多く、「卵」「はんぺん」「がんも」はたんぱく質が豊富です。しかし、炭水化物やビタミンが不足しやすいため、ご飯と青菜などの緑黄色野菜、フルーツを組み合わせるとバランスよく栄養が摂取できます。
おでんをおいしく作るコツは、大根やこんにゃくには隠し包丁をし、大根は下茹でしておくなどの下ごしらえを十分にすること。大きな鍋に汁をたっぷり入れ、味のしみにくい食材から入れ、練り物は茹ですぎないようにし、はんぺんは食べる直前に入れると良いです。
12月に入り寒くなってきましたが、温かい美味しいおでんを作って寒い冬を乗り切っていきましょう。