2016年2月26日 [お昼ご飯]
2月24日のメニューは
豚と明太子の炊き込みご飯、鰆の酒蒸し、さつま芋のきんぴら、漬物、フルーツ、澄まし汁です。
主菜の魚料理には鰆(さわら)を使用しました。鰆の旬は地域によって異なりますが、11月~3月頃の産卵前の鰆は脂がのり、おいしい時季と言われています。
体長は1m程で、胴体が細長い魚です。そのスマートな体型を表した「狭い腹」から「狭腹(さはら)」となり、「さわら」の語源とされています。また、漢字では、魚へんに春と書きます。これは、春先に産卵のために沿岸に近づき、人目に触れやすくなることから、「春を告げる魚」という意味があり、春の季語にもなっています。
鰆は成長とともに呼び名が変わる出世魚です。関東では約50cmを境に小さい物を「さごち」と呼び、大きい物を「さわら」と呼びます。一方関西では、約50cmまでの物を「さごし」、約50~60cmの物を「やなぎ」、約60cm以上の物を「さわら」と呼びます。この他にも、地域によって様々な呼び名があるそうです。
鰆には、良質なたんぱく質が多く、脳の活性化に役立つDHAや抗血栓作用のあるEPAが含まれています。また、カリウムを多く含むため、高血圧の予防にもなります。
食べ方としては、塩焼き・照り焼き・味噌漬け焼きなどの焼き物にすることが多いですが、酒蒸し・ムニエル・フライにしても美味しいです。新鮮であれば、刺身や酢漬けにして食べることもできます。鰆の身は軟らかく消化も良いため、子供や高齢者にもオススメの食材です。様々な調理法で、春の魚「鰆」を楽しんでみてはいかがでしょうか。