2016年8月24日 [お昼ご飯]
今日のメニューは
ごはん、麻婆茄子、焼き白はんぺん明太子、中華風和え物、杏仁豆腐、ささみスープです。
主菜には夏が旬の「茄子」を使用しました。茄子は、原産地のインドから中国を経由して日本に伝わったとされています。初夢の決まり文句の「一富士、二鷹、三茄子」という言葉があるように、昔から縁起の良い野菜として親しまれています。
「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉の意味は皆さん知っていますでしょうか？
この言葉には2つの意味があるとされています。1つは、秋になると昼夜の温度差が大きくなり、実が締まったおいしい茄子ができるため、独り占めしようという姑の意地悪な思いを表しています。もう1つは、茄子は身体を冷やす作用があるため、子供ができなくなるのを心配した姑の優しい思いを表していると言われています。
主な栄養成分は水分と糖質で、ビタミンやミネラルはあまり含まれていません。しかし、茄子の皮にはアントシアニン系色素である「ナスニン」というポリフェノールの一種が含まれています。ナスニンには、発癌・老化防止などの抗酸化作用のほか、眼精疲労にも効果があるとされています。ナスニンを効率よく摂取するには、茄子は皮ごと調理しましょう。
茄子は乾燥と冷気が苦手な野菜です。保存するときは、水分が逃げないように1つずつラップに包み、冷蔵庫の野菜室に保存すると長持ちします。保存温度が5℃以下になると実が縮み固くなるので、冷やしすぎには注意が必要です。
もうすぐ9月になりますが、身体を冷やす作用のある茄子を食べて、残暑も乗り切っていきましょう。ただし、妊娠中や冷え性の方は食べ過ぎにはご注意を。
