2016年12月14日 [お昼ご飯]
今日のメニューは
ごはん、芋煮鍋、キャベツの煮浸し、かにしぐれ錦糸和え、フルーツ、澄まし汁です。
芋煮とは、里芋、肉、こんにゃく、ネギなどを鍋で煮た山形県の郷土料理です。秋になると山形では、家族や友人、職場、近所の人達で河川敷などに集まり、大きな鍋で芋煮を作って食べる「芋煮会」が行われています。使用する肉の種類や、味付けは地域によって異なりますが、芋煮会は親睦を深める秋の行事として愛されています。
毎年9月になると「日本一の芋煮会フェスティバル」が山形県で開催されています。このフェスティバルでは、直径6mの大鍋を使い、一度に約3万食もの芋煮を調理し、お客様に振舞われるそうです。
芋煮が東北地方で食べられ始めたのは江戸時代頃だと言われています。最上川で船に荷物を乗せる作業をしている人が、荷揚げや荷待ちの間に「里芋」と積み荷の「棒ダラ」を煮て食べた説。寒冷地である東北地方では里芋の貯蔵が難しいので、仲間同士で里芋を持ち寄り河原で芋煮を作って楽しんだ説。中秋の名月(芋名月)に団子ではなく里芋をお供えする習慣から生まれた説。その他にも芋煮の起源には様々な説があるとされています。
なお、江戸時代に肉類は一般に食べられていなかったため、芋煮に肉が入るようになったのは昭和になってからだと言われています。
芋煮鍋をはじめ、鍋は身体を温めてくれる料理です。また、入れる食材の組み合わせや食べ合わせ次第で、栄養バランスの良い献立となります。寒い日は、家族や親しい人と一緒に鍋料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。ただし、汁を飲み干すと必要以上の塩分を摂取し過ぎてしまうためご注意を。