2017年6月12日 [お昼ご飯]
今日のメニューは、ごはん、豚肉しょうが焼き、いとこ煮、ごま酢和え、フルーツ、味噌汁です。
いとこ煮とは、小豆や野菜等を煮た各地に伝わる郷土料理です。使用する食材や味付けは様々ですが、多くの地域で「南瓜と小豆を煮た料理」が「いとこ煮」と呼ばれています。
南瓜の他に根菜類(芋、大根、人参、牛蒡等)やこんにゃく、豆腐等が使われる地域もあ りますが、「豆と野菜を煮る」という点は全国共通のようです。
いとこ煮の語源には諸説ありますが、固く煮えにくい食材から順番に煮ていくという調理法に由来しているようです。固い物から「追い追い煮る」ことを「甥甥(おいおい)煮る」 。小豆は下茹でして、野菜とは別々で煮るため「銘々に煮る」が「姪姪(めいめい)煮る」。
この「甥甥」「姪姪」といった語呂から、「いとこ煮」と呼ばれるようになった説が有力と されています。
南瓜は緑黄色野菜で、カロチンやビタミン C、ビタミン E が豊富なため、視力維持、老化 防止や風邪予防に効果があります。小豆の主成分は糖質とたんぱく質で、ビタミン B1 が豊 富なため、疲労回復や夏バテ防止効果があります。
南瓜と小豆はともに、高血圧予防になるカリウムや、便秘の予防や改善に効く食物繊維を 多く含んでいます。そのため、「いとこ煮」は栄養的にも良い組み合わせです。
「いとこ煮」というと冬至をイメージする方も多いと思いますが、これから旬となる南瓜 を献立に取り入れ、夏バテ防止をしてみてはいかかでしょうか。