2017年12月26日
デイサービス北館から見える恵那山もすっかり白くなり、寒い季節になりました。
これから更に寒さが増してきますが、冬の朝には注意が必要です。
寒くなると、私達の身体は体温を逃さないように血管が収縮するため、血圧が上がりやすくなります。
寒い屋外に出たり、暖かい部屋から寒いトイレへ移動したときなどにも、 血圧が更に高くなるので注意が必要です。
普段から血圧の高い方は、動脈硬化により血管内腔が狭くなったり、血管がもろくなったりしているため、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす恐れがあります。
冬の朝に心筋梗塞や 脳卒中が起こりやすいのも、血圧と寒さの関係があるからですね。
急に血圧を上げないために気をつけたほうがいいことは、
・室内の温度差をなるべくなくし、トイレや脱衣所にも暖房の工夫をする
・入浴前には浴室を温めておく
・外出時は、防寒着を着てマフラーを着用するなど、身体が急に冷えないようにする
・急な運動をすると血圧が急激に上がるため、運動前には、必ず準備体操をする
デイサービス北館では、朝と入浴前に必ず血圧、体温、脈拍を測定します。そのほかの体調も含め、運動を行ってもよいコンディションであることを看護師が確認します。
そして、朝の挨拶が終わった後で、準備体操をしっかり行い、その上で専任の療法士によるリハビ リに取り組んでいただきます。
寒い季節は家に閉じこもりがちで、どうしても運動不足になりやすいものです。
血圧の変動に気を付けながら適度な運動をし、厳しい冬も元気に乗り切っていただきたいと願っ ています。