2018年3月5日 [お昼ご飯]
今日のメニューは 桜えびの混ぜごはん、飛龍頭、野菜旨煮、漬物、ヨーグルト、吸い物です。
飛龍頭(ひりょうず)は、水気を切り崩した豆腐につなぎとして山芋や卵を加え、練った
生地に細かく刻んだごぼう、人参などといった具材を混ぜて丸い形にして、油で揚げたもの です。今回の飛龍頭は、かにを具材として使用しました。
飛龍頭とは主に関西で呼ばれ、関東では主に「がんもどき」と呼ばれています。それぞれ 呼び方は異なるものの同じ物です。
飛龍頭の名前の由来は、ポルトガル語「filhos(フィリョース)」に漢字をあてたものと言 われています。「filhos」は、小麦粉に卵を混ぜ合わせ油で揚げた菓子のことです。ごぼうな どを炒ったものに豆腐を混ぜ合わせて丸め、油で揚げた「豆腐巻(とうふけん)」という精進料理が、ポルトガルから伝来した南蛮菓子「filhos」に製法が似ており、元禄 10 年(1697 年)頃に「飛龍頭」と呼ばれるようになったとされる説など、諸説あると言われています。 またがんもどきは「がん」は鳥の「雁」を指し、味が雁の肉に似ていたことから「匹敵す
るもの」を意味する「もどき」でこの名となったとされる説など諸説あると言われています。
飛龍頭には豆腐と野菜をはじめとした多くの食材が使われ、豆腐のたんぱく質や野菜の
ミネラル、食物繊維が含まれ栄養が豊富でコレステロール・血圧の低下、整腸作用などが期
待できます。様々な食材を使用する「飛龍頭」に旬の食材を採り入れ、栄養、休息をしっか りと取って、冬から春に向けての季節の変わり目を健康に過ごしていきましょう。