2018年4月5日 [お昼ご飯]
4 月 3 日のメニューは、ひな祭り巻き寿司、根菜の甘煮、わさび和え、漬物、ゼリー、貝汁です。
一般的にひな祭りといえば 3 月 3 日(桃の節句)のことを指しますが、中津川市や一部の地域では、4 月 3 日にひな祭りを行います。何故かというと、元々、ひな祭りの 3 月 3 日というのは、旧暦の 3 月 3 日のことを指しています。旧暦の 3 月 3 日は、現在の 4 月の初め頃に当たるので、ちょうど 1 ヶ月遅れの 4 月 3 日に行う地域が増えていったそうです。
ひな祭りの起源や由来には諸説あります。古くから日本では、草木や藁で自分の身体を作ってその人形を撫でて穢れを移し川に流す「流し雛」や、雛人形を祀ることで厄除けを祈願する「上己の節句(穢れ払い)」という行事がありました。また、平安時代の宮中では、女の子が紙の人形を使った「雛遊び」という遊びがありました。
これが江戸時代になると、「雛遊び」に使われる紙の人形が、布で作られた人形やきれいな洋服を着た豪華な人形に変わっていきます。それに伴い、次第に人形を川に流すことも無くなり、飾るようなっていきました。この「雛遊び」が発展していく過程で、「流し雛」や「上己の節句」の流れを汲み、人形を飾ることで厄除けを願う、現在のひな祭りのような祭事になったとされています。
中津川市では、ひな祭りに「からすみ」という米粉で作った蒸し菓子を食べる習慣があります。富士山の形をしており、桃の節句に食べることで「子供の成長と幸せ」を願ったとされています。
地域によって、3 月か 4 月かは異なりますが、それぞれの風習を取り入れつつ、ひな祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか。