2021年6月4日
御嶽ユニットにお住まいの仙石さんが、ご自身のファミリーヒストリーのような自叙伝を出版されました。
出版のきっかけは、春のドライブにでかけたときの事。仙石さんは、坂本の自宅周辺をコースに選ばれました。その時の運転付き添いをした運転用務のスタッフが、仙石さんの語る中津川市坂本地区の開拓時代の話に魅了され、「ぜひ本にまとめてほしい」と懇願。介護係長の勧めもあり、施設部長に用紙を渡されて「何を書けばいいかわからんが、自分の思い出せることでいいなら…」と原稿を書くことに取り組まれました。
半月も立たないうちに原稿が出来上がり、運転用務スタッフの息子さんがパソコンに入力。その内容をさらに分かりやすく、また読みやすくするために、施設部長が本人様に詳細を聞き取る取材をして、校正を重ねました。その後は、運転用務スタッフの知り合いの出版社にお任せして、5月の中旬に出版となりました。
題名を何にするかと考える段階になり、周りのスタッフは「開拓精神」「私の人生」などを提案しましたが、仙石さんご本人がポツリと「そうやな~、やっぱり感謝しかないよ。感謝、感謝の日々やよ」と言われ、いつも謙虚で感謝を忘れないご本人らしい題名「感謝の日々」に決定しました。
仙石さんが生まれる前のことや生きてきた時代だけでなく、まさに「置かれた場所で誠心誠意生きてきた」仙石さんの強さ、優しさを感じずにはいられない内容です。
10部ほどの出版なので、お譲りはできませんが、ふくろうの杜の事務所にも置いてありますので(15分もあれば読めます)ぜひ読みに来てください。