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コロナ禍のクラブ活動報告~俳句~

2021年9月15日

コロナ禍のクラブ活動報告~俳句~

 現在、俳句倶楽部の会員は、毎月参加の方が4名おられます。

 コロナ感染症が拡大する前は、鈴木朋魚氏(全国的俳誌の「香雨」(片山由美子主宰)同人、岐阜県でも会員数最大の俳誌「天衣」(足立主宰)の雪同人、中津川市落合在住)の指導のもと山田施設部長(「天衣」星同人)が補佐して開催していました。

 令和2年3月より、鈴木朋魚氏が施設への新型コロナ感染防止の為、来訪できなくなりました。しかし、毎月、季節の歌と観賞句の資料を送ってくださり、それを基にみんなで勉強して作句し、鈴木朋魚氏へ推敲依頼を送り、手直しして返送された作品を掲示するという形で句会を継続させてきました。

 今年8月からは、会員の俳句への理解や意欲が向上してきたのをきっかけに、参加者の俳句を選句して発表し、その後に一つずつの作品の感想や評価を話し合っていくという従来の句会に近いものになっています。山田施設部長が作者名なしに順不同に並べて書いた句を人数分コピーして、参加者がそれぞれに好きな句を3つ選び、発表します。結果発表の後は、一つずつ順番に、その俳句の感想や関連する話題などで盛り上がります。

例えば「薩摩芋命を救はれし日々よ」という句は、「共感できる」という理由で多くの票が入りましたが、この句から「昔は、りょうぶという葉を食料にしていた」というスタッフの全く知らない話が出て大変勉強になりました。

その結果を鈴木朋魚氏へメール送信し、朋魚氏の選(入選、特選)と推敲した俳句をメールで返信していただいたものを会員に配付しています。

 俳句は、このクラブの初代の指導者の橋場先生がおっしゃっていた通りに「寝ていてもできる、道具は紙とペン(歳時記があればなおよい)だけで、世界一短い文学」です。声を出して季節の歌を歌い、観賞句を声に出して読むだけでも大変よい頭の体操になると参加者は意欲満々です。

 このまま、コロナによる外部者との規制が続くようであれば、オンラインでの句会ができないものかと思案中です。

(写真は8月句会の終了後、施設南の朝顔の前で撮ったものです。)

                           (広報委員ネーム 山女魚)

 

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