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令和5年度物故者慰霊の会より

2023年7月24日

令和5年度物故者慰霊の会より

7月11日(火)、新型コロナ感染防止対策に配慮しながら、今年度の物故者慰霊の会を開催することができました。

昨年6月以降にご逝去された入居者様のご遺族と家族OB会の役員、会員に声をかけ、ご遺族4家族、役員会員8名が参列されました。入居者さん10名とスタッフも来客者と距離をおいて参列しました。例年同様に理事長、家族OB会役員の挨拶の後、寶心寺の星島住職様により読経をあげていただき焼香をしました。

その後の住職様の説教の最後に「最近このような言葉に出会いました。『あなたが無駄に生きている今日は、昨日死んだ誰かが死ぬほど生きたかった明日かもしれない』という言葉です」という話をしてくださいました。

後日まで心に残っていたので、検索してみたところ、この言葉は公共広告機構(AC)のキャッチコピーで広まり、元を辿ると韓国の「カシゴギ」という小説(2002年)の中に出てくる「あなたが虚しく生きた今日は、昨日死んでいった人があれほど行きたいと願った明日」という台詞とのこと。日本のいくつかのバンドの歌にも似たような歌詞があります。小説は白血病の息子を献身的に介護する父親の話で、「カシゴギ」というのは、メスが産み捨てた卵から生まれた稚魚をオスが献身的に育て、子育てが終わると死んでいく習性を持つ魚のことだそうです。

「命が大切」ということは誰しもが認識していることですが、限られた人生をどう生きるのか、自分らしい生き方とはどういうことなのか、どのような死に方を望むのか...

物故者慰霊の会の度に考えさせられています。

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