2025年6月11日 [お昼ご飯]
6月6日(金)の昼食は、朴葉寿司でした。
ふくろうの杜では、毎年6月の初旬に「朴葉寿司」が振る舞われます。一つ一つ厨房スタッフの手作業で作られた朴葉寿司は、温かみや懐かしさがあり、とても好評な献立の一つです。
入居者様には2個ずつ配られます。2個合わせると、いつも食べているご飯の量よりも多い方が大半ですが、通常の時間よりもはやく、あっという間に食べ終わってしまいます。「懐かしい味やよ~」「うまいうまい」「こんなたくさんの数、1個ずつよぅ作ったな~」など喜びや感心の声がたくさん聞かれ、笑顔あふれるお昼のひとときになりました。
朴の木は、広く全国の山林に自生する落葉高木であり、朝鮮半島や中国にも分布する大木です。葉は大きく丈夫で、香りがよく殺菌作用があります。柏の葉のように食べ物を包むことに使われたことから、包(ホオ)と名付けられたという一説があるそうです。強いアレロパシー(他感作用)物質を持っており、他の植物の成長を抑える作用がある為、自生地の樹冠(樹木の上部で葉が茂っている部分)下では、落ち葉がほかの植物を寄せ付けず、雑草が生えないという特徴を持ちます。
朴葉寿司をはじめとする季節や懐かしさを感じる食事を大切にし、郷土の味を楽しんでいただけるような工夫をしていきます。
Y・R